こんにちは
広島市安佐南区山本のヘアサロンLOG HAIRです☆
カラーの際には主にオルディーブシリーズとアディクシーカラーを使用しているのですが、今回はヘアカラーの明度についてお話します。
明度=明るさのことですね!
髪色の明るさは1〜20段階までありまして、
・低明度カラー(5〜7レベル)
・中明度カラー(8〜10レベル)
・高明度カラー(11〜13レベル)
・高明度カラー(14〜18レベル、ブリーチ1〜3回以上)
みたいな感じになってます。
(3枚目のこの頃だいぶ痩せとるな・・笑)
日本人の黒髪はヘアカラーによって明るくする時に、脱色が進むほどメラニン色素(ユウメラミン)が削られていきます。
ここ数年、「赤くなりにくいように染めたい」っていうご要望が特に増えました。
ここでの赤みは大抵、オレンジっぽくなるのも含まれていることが多いです。
つまりはこの「フェオメラニン」ちゃんの攻略がカラーの鍵になるってことですね!
まず低明度では髪の毛のメラニンに青み(黒・ユウメラニン)が多いぶん、脱色されると赤褐色になりやすくなります。
ここでは赤みを打ち消す補色に緑(マットやカーキ)が有効になります。
中明度ではユウメラニンがさらに削られて残るフェオメラニン(赤&黄褐色)が強く現れやすくなるので橙褐色になりやすくなります。
レッドオレンジ〜イエローオレンジのイメージです。
ここで橙味を打ち消す補色に青み(ブルー系やアッシュ系)が有効になります。
ブリーチを使ってさらにさらにメラニンを削っていくと、フェオメラニン中の赤みと橙みは失われて残りの黄みのみが残ることになります。
一度ブリーチすると大体このあたり(15レベル)の状態です。
まだちょっとだけオレンジを感じさせるくらいのイエローベースですね。
ここで黄みを打ち消す補色に紫(パープル系やアッシュ系)が有効になります。
二度以上ブリーチすると大体16〜18レベルの状態です。
このあたりから黄みもなくなり始めて、ホワイト寄りのペールイエローになっていきます。この辺になると補正の考え方がメッチャ大事になってきます。
しかし明度がこうなるともう何でもできるよーになってきますね。
ヘアカラーは元々のメラニンやアンダーレベル、カラー後に残留した染料を考慮しながら希望色にオンカラーをしていきます!
低明度〜中明度でのクリアな寒色系を目指すにはメラニンとブラウンを削るための剤選びや、アンダーを塗り潰す考え方が大事です。
15レベル以上の高明度では沈みこみとムラの防止に補色とブラウンコントロールの考え方が大事になると思います。
15レベル以下と16レベル以上ではオンカラーの考え方が少し変わってきます。
今回は前回バレイヤージュ施術によりアンダーレベルは15レベルのお客様!
前回の残留染料もあるので、ヘアカラー界の「THE・寒色系」アディクシーカラーでアッシュグレーを重ねます☆
スタイリングはシンプルに外ハネ、色もいい感じ☆
無彩色系カラーはアンダーレベルと残留染料と補正のコントロールが大切です。
ブリーチカラーでは色味は薄い方が良い場合もあれば濃い方が良い場合もあるし、アンダーレベルはより明るい方がより確実な場合もあります。
希望色によっては1回のブリーチで可能な場合もあれば、2回以上のブリーチが必要な場合もございますのでご相談ください!
ご参考にどうぞ☆