
こんにちは
広島市安佐南区山本のヘアサロンLOG HAIRです☆
皆様はアイロンパーマというものをご存知ですか?

私は知っています。
わかりやすい雰囲気だとピコ太郎さんとか鼠先輩さんとか北島三郎さんのヘアスタイルみたいな感じのパーマなんですけど、
もう少し正確に分けるとアイロンパーマ・パンチパーマ・アイパーというものに分けることができます。
パンチパーマというのは昔のヤンキー漫画とか、怖そうな方がやってそうなグリグリ&ゴリゴリのスタイル。

アイパーはリーゼントとストレートパーマをMIXさせたようなカチカチスタイル。

そしてアイロンパーマはグリグリのパンチを少しマイルドにしたユルグリスタイル。
硬く立ちやすい髪質で短くするとトップやサイドの髪がツンツン&ハリハリになる髪を短く刈り上げても、

極細のコテで曲げることによってコンパクトに収まり、膨らみを抑えることができます。
細ロッドでも巻けないくらい短い長さにもパーマをかけられるので、実はなかなか便利なパーマだったりします。
メンズ相手の散髪屋・床屋では昔から行われていたおじさん向けパーマの代表的な技術ですよね。
当初アイロンもパンチもアイパーも当店ではしないことにしていたので僕も覚えるつもりがなかったんですけど、、
(というかアイロンパーマとかする層がほぼいないしやったことがなかったので)

近年はそのアイロンパーマをさらに緩めにした今風のコテパーマが巷で話題となっています。
それは「濡れパン」!
そんな濡れパンにしてみたいというお客様がついに現れたということで、
アイロンパーマを1回もやったことない僕はとりあえず6ミリアイロンを購入☆
何事もチャレンジですからねー。

半導体不足とかで注文から納品まで2ヶ月かかりました。
手元にレディースウィッグしかなかったのでまずとりあえずはウィッグにて練習です。


とりあえず巻くには巻けました。
まあ、なんでも初めから上手いわけはなく誰でも最初は素人で下手なもんです。
で、
濡れパン希望のお客様から「全然練習と思っていいけ今度やってみて」というありがたいお言葉をいただき、
次にウィッグで試しにパーマ液をつけて巻いてみました。
アイロンパーマは縮毛矯正とかデジタルパーマと同じホットパーマなので、液をつけて水洗してドライしてから巻いていきます。

巻いたらついでにスタイリング剤をつけてセットします。
今回使うのはグリースです。
緩いアイロンパーマをウェットに仕上げるから「濡れパン」とも呼ばれます。
ホットパーマなのでコールドパーマとは逆で、
本来は乾かした時にパーマがしっかり反映されますが、あえてそうせずウェットなのが旬のようです。

初の緩パン完成。
うーん、やはりウィッグだと今ひとつ手応えを感じにくいです。
思ったより緩い気も。
全体的にフィットするような感じにはなってはいますが、経験不足なのでまだなんとも。
というわけで、合計3回の練習でいきなり本番です。笑
実は施術は10月のことなのですが、一昨年の12月と同じくらい忙しくなった月だったこともあってほとんど練習ができませんでした。。
この度は少ないトレーニング時間ながら本番に臨みます!
今回のお客様は同年代で、いつもスキンフェードにさせていただいていますので、仕上がりが楽しみですね!
ちなみに生身の人間にアイロンパーマをかけるのはこれが初めてですが、練習通りに巻いていきます。


慣れない施術なので、集中!
やはり実戦はめちゃめちゃ経験値豊富です。
お客様に感謝ですね。
そして完成!


緩パンついにデビューです♪
勿論まだまだなのですが、思ってたより良い感じの仕上がり。
初めてにしてはまあ上出来ではないでしょうか。
超直毛の髪質が自然なやわらかさとフィット感のあるスタイルになりましたね☆
貴重な施術、ありがとうございました!
膨らみやすい髪質の刈り上げのサイドやつなぎ目だけをアイロンで寝かせることも可能です。
ご参考にどうぞ☆