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【グロ注意】理容師・美容師の手荒れと7か月間の治療について

【グロ注意】理容師・美容師の手荒れと7か月間の治療について

こんにちは

広島市安佐南区山本のサロンLOG HAIRです☆

今回の記事は理容師・美容師向けですね。

その他、水仕事などで手荒れに悩む人達にも参考になればです。

ある意味で夏に涼しくなる恐怖体験のような世にもおそろしくおぞましい内容なので、覚悟して読み進めてくださいね。

(あと、けっこう長いです。)

食事中は見ない方がいいかも・・

一部グロ表現もアリ、です。笑

僕たちの仕事は、シャンプートリートメント・ヘッドスパクリーム・カラー剤・パーマ液と洗剤や薬剤を扱っているので手荒れをする人も少なくないです。

シャンプーやヘッドスパが業務のメインになっているアシスタントは特に手荒れしやすいのではないでしょうか。

この時の手荒れが理由でフェードアウトしていく理美容師も多いと思います。

LOG HAIRはオープンして1年半が経ちますが、

今年に入ってから僕は自分の手荒れに悩むようになったんです。

今回は僕の手荒れと手湿疹が治るまでの治療のお話。

手荒れで悩む人には興味深い内容かもです!

痛そうな画像が苦手な人は怖いもの見たさでどうぞ!笑

僕の手荒れを時系列で並べてお話すると、

もともと子供の頃にアトピー性皮膚炎があったので皮膚は強い方ではないと思うんですが

20代のころは普通に素手でカラーしてもカラーシャンプーしても問題ありませんでした。

ブリーチ以外なら素手で平気で施術していたんです。

カラー剤とかが手につこうがおかまいなし!

乳化時のグチュグチュさえ心地よかった頃ですね。笑

・・・笑

20代後半くらいから、

たまーに冬場などの時期的な軽い手荒れや

忙しい日が続いたりすると軽いあかぎれが起こることがあったりもしましたが

ミディアムクラスのステロイド軟膏か保湿クリームを塗ればあっという間に治る程度のものでした。

薬はリンデロンVGとかヒルドイドソフトとかですね。

それから30を過ぎた頃くらいから、

カラー剤に触れると翌日から軽いかゆみを感じるようになり始めたんです。

やはり忙しい日が続いてくると、今度は湿疹ができるようになり始めました。

30を過ぎたあたりから手荒れしやすい体質に変わってきたみたいです。

シャンプーやカラーによる本格的な手荒れの始まりでした。

いわゆる手湿疹というやつですね。

カラー剤に含まれるジアミンのアレルギーもあるようで、

手首に軽い炎症が出ることもありました。

この時は中〜強度のステロイド軟膏を塗れば2〜3日で治癒していた感じです。

この時の薬はストロングクラスのダイアコートとスチブロンですね。

塗れば一気に治ります。

ダイアコートが出たのはこの一回だけですがステロイド軟膏界の最強クラス。

スチブロンはストロングでもその1つ下のクラスです。

ステロイド万歳です。

一度だけ湿疹がひどくなったことがあり、その時はダイアコートにアレルギーの内服薬も使ってすぐに良くなりました。

でもまあ、寝ている間にかゆみで掻いたりするほどのことはなかったと思います。

独立してちょうど1年弱ほどが経つ今年の1月頃、それは始まりました。

初めての年末の忙しさを乗り越えたあと、

正月休みの連休で治したはずの手荒れがしばらく経ってから急に悪化!

手や手首だけでなく手のひら、腕や腰、足にまで軽い炎症が・・

てか、アタマまで痒い。。

だいたいカラー剤を触った数時間後、症状が現れます。

カラー剤によるアレルギー反応は数時間後から現れるそうで、48時間後が最も強く現れるのだそうです。

手湿疹には今までと同じようにストロングクラスのスチブロン軟膏で処置をしますがあまり快方しません。

頭皮にはローションが処方されます。

その時の手がコチラですね。

交通事故でもしたかのような感じになっとりますが。笑

亜鉛華軟膏という保湿力のある薬をつけてグルグル巻きです。

(この後に焼肉屋に行って友人に驚かれました笑)

普段はステロイド軟膏を塗布、休みの日はこうやって処置を受けていたんですが

処置した翌日はかなり快方はしているのですが、そこからすぐまた悪化の繰り返しでした。

僕の場合は左手が荒れやすいんですが右手もそこそこ荒れていました。

この頃らへんから、寝ている間や夕食後に痒みを強く感じるようになりました。

指先や手のひらに小さな水泡ができるようになってきたんです。

その水泡の出来はじめが無性に痒い。。

ガマンしきれないくらいのヤツです。

で、かゆくて掻いたらいけないんだけど掻いたらメッチャ気持ちEという魔の悪循環ですね。。

このかゆい時に掻いて気持ちE感覚っていうのは

なんとかっていう快感物質が脳に流れていくかららしいんですよ。

朝起きたら寝ている間も無意識に掻きむしってキズだらけ・・

痒みの次は、ヒリヒリ痛い。

いやむしろ夜中に寝ぼけながら、

勢いよく掻いてて気持ちEような感覚があったことだけはなんとなく覚えてはいるんです。

気づいたら指は10本ぜんぶ絆創膏だらけ。。

治りかけてもまた悪化しては繰り返す。

これが手湿疹の重症パターンです。

いつもの病院では変わらず同じ処置と薬でそのまま様子観察って感じでした。

しばらく治療を続けていたんですが、腕や足の症状はわりと落ち着いてきたんですが

手湿疹は半年近く経ってもなかなか良くならなかったので友人の紹介で病院を変えてみたり。

その新しい病院で診断されたのが、

汗疱 (異汗性手湿疹)という湿疹でした。

どうもまだ汗疱の原因はよく分かってないそうなんですが、

ストレスか何かや体質の変化がきっかけみたいです。

要は皮膚の内側の汗腺からの汗が表皮のふやけが原因で外に放出できずに水泡となり、

強い痒みを伴い破れ湿疹となり皮が剥がれるを繰り返す症状。

汗が原因なので他人に感染などはなく、

夏場に悪くなりやすいのでなんとなく汗疹に似てるんですが、

体温の上昇や気温の上昇で悪化しやすいものだそうです。

今度は体温を下げる漢方薬も2種類処方されました。

ステロイドはスチブロンよりやや強いアンフラベート軟膏。

が、なかなか効果は現れず。

手の湿疹も相変わらずで夏場の繁忙期のためか良くなる気配はなし。

(嬉しい悲鳴ではあったのですが。)

ゾンビ手前の僕の手荒れ・・

指先の湿疹がもはやただれて穴のような傷になってます。

この時は、超痛かった。。

初めてここまでの手荒れになった僕はもう完全にゴム手袋の施術を余儀なくされました。

カラー塗布はもちろん、シャンプー、シェービング、パーマ時のワインディング、

ぜんぶ手袋です。

手袋をつけるとシャンプーでお客様の髪を引っ張るような感覚がたまにあることもあるので、本当はしたくないんですが

もうそんなことも言っていられないくらい、痛い。。

特にシェービングはお顔に直接触れるので気を遣います。

指先の傷をお顔に触れるのはよくないので、ラテックスの使い捨てゴム手袋を左手につけて施術していました。

(手袋つけてパーマ巻いたりは初めてだったけど、これは意外とそんなに違和感なくできました。)

てか、

この手は治るん?

ってマジで考えました。

元のフツーの手にもどりたい!

今年になってから自分の手が荒れていなかった記憶がほとんどないし・・

足とか腕とかの炎症もまた出てき始めたし、、

アタマも時々かゆくなる時あるし、、

合コンに行っても自分の手荒れが気になる、、

(ちょいちょい突っ込まれるので)

このストレスがなくせるんだったら何でもするんだけど!って気持ちでした。

この頃になるともう極力洗い物はしたくなくて家事もしたくなくなってたし

自分の髪をセットするのも整髪料をさわりたくなくて帽子被ってましたし

痛みとヒリヒリで手の感覚もなくなってたし

寝るときは夜中にまた掻きむしったりするんじゃないかと不安でした。

もうそれは時々とかじゃなくてほぼ毎日になってきていました。

手荒れはひどくなると日常の生活に支障をきたすし、そのくらい強いストレスを感じます。

正直、限界がきていました。

再生できるんなら手をもぎとりたいくらい。

20代の頃の僕ならここまで手荒れしたら間違いなく仕事辞めてますよ。

当時の僕はもしこのくらい手荒れしたら、仕事続けるような気になんかならなかったし、

ぶっちゃけ今もちょっと辞めたいと思ったんですけど

もう店出しちゃったから辞めらんないじゃん的な。笑

1人サロンなのでできるだけ負担がかかりすぎないようにやっていたつもりでしたが、

このままじゃ仕事ができんくなる!

ってマジに考えました。

(仕事は好きですしね。)

黒龍波を撃った後の飛影くらい痛みに耐えてましたね。

魔界の炎、おそるべしです。

完全に黒龍に食われてました。

そんな時に友人に別の病院を教えてもらったんです。

手袋つけてないと洗い物できないくらい手荒れしていた手がつるっつるに治った!

らしいのです。

もう僕としては治るんだったら何でもする!状態なので、

すぐさま教えてもらった病院へ駆け込みました。

「女医によるファミリークリニック」

http://www.familyclinic-hiroshima.com

JOYによるファミリークリニックではありません。

女医!

変わった名前をしている病院ですが、すぐに受診に行きました!

広島駅前のビッグフロント4Fに女医はいます!笑

ここで受診してもらったところ、

先生の診断は

「これはかなり酷い汗疱ですね。紫外線治療とステロイドの点滴をしましょう」

紫外線治療!


聞いたことはあって、ちょっとやってみたかったヤツです。

その名の通り日サロ的な紫外線装置を手に浴びせます。

治療中の実感はうすいけど、

殺菌効果はもちろん真皮まで紫外線がとどきアレルギーの免疫力を低下させ薬の浸透が何倍も良くなるそうです!

ステロイドの点滴も初めてしてもらい、

プレドニンというステロイドの内服と外用薬と抗アレルギー薬で2週間様子見です。

処置の翌日です。

寝る前にシール型の薬を貼っていたので

実はこれでも少し改善してます!

処置前はもうすこし酷かった。。

もうペンも持てないくらいでしたからね。。

それから2日後、

まだ痛々しいのでわかりにくいかもですが、

改善の兆候の実感が出てきました!

かゆみもなくなり、痛みもひいてます。

ただれた皮膚もくっつき始めてきてます。

これはひょっとすると!!

そんな期待が出てき始め、受診から5日後、

うおおおおおおおおおお!!!!

た、たった5日で劇的な改善!!

マジに感動しました。

痒みも痛みもなく皮膚もくっつきあと少しって感じです。

この頃には足や他の部位の炎症もきれいに消失。

半年以上も悩んでいた手湿疹が

たった、5日でです!

そして受診から1週間後、

うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!

ほとんど修復されつつあります!

本当に1週間でこれほど改善するとは思ってもみませんでした。

もう治らんのじゃないかってくらい思いはじめてたくらいでしたから。

このあたりはもうテンション上がりまくりです。

で、

再受診の2週間後、

再び紫外線治療を受けステロイドの減量と脱ステロイド治療に!

うっひょおおおおおおおおおおおおおお!!!

ほぼ、元どおりのキレイな手が戻ってきました!!

めっちゃ嬉しかったです!

これでウッハウハで合コンにも行ける!笑

ただこれでまた手湿疹で元の木阿弥になるといけないので、やはり仕事の仕方にも工夫をしていきたいと思います。

1度目のカラーシャンプー時には手袋を使用したりや

手荒れが悪化する前に荒れにくいように施術の際には工夫をしていこうと考えています!

お客様には常に気持ちのよい施術を提供していきたいですからね。

そして、

アシスタントの理美容師には自分の手を大切にしてほしいです!

お店の方針とかでなかなか手袋をつけにくいとかいろいろあるかもしれませんが、

結局のところ手荒れが原因で仕事できなくなるのは本人にとっても辛いのではないでしょうか。

アレルギーには、根性論なんてナンセンスです。

治療しても良くならなかった時は病院や治療法を変えていくことも必要になると思います。

自分に合うドクターが見つかるまで!

僕の場合は紫外線治療が良かったみたいです。

昔は、「手荒れしたくなかったら早く仕事を覚えてカットができるようになれ」

みたいな格言のようなのもあったんですよ。

ただそれって、ちょっと納得いかないんですよ。

最初から最後まで施術している一人親方の僕からしたらシャンプーしてくれるアシスタントって神に思えてきます。

自分の代わりに負担してくれているんですよ。

皮膚が丈夫ならいいですけど、そうでなかったならある意味、身代わりです。

カット覚えればシャンプーしなくてよくなるからアシスタントが手荒れしようが関係ないみたいなのは優しくない気がします。

手荒れしているスタッフがいたらそこにちゃんと配慮ができるような環境がベストです!

もちろん1番に自己管理が前提ですが!

手湿疹もひどいと仕事するのも日常生活も辛くなるんです。

薬剤に直接触れて、刺激物に囲まれて仕事をしているのですから肌が負ける人が出てくるのも当然。

僕からしたら皮膚が丈夫な人はめっちゃうらやましい!

花粉症と一緒でこういう悩みを持ったことがない人からするとなかなか理解されないこともありますが、

悪化した手湿疹はマジにツライです。

僕も少しナメてましたね。

僕は基本こういう手荒れの症状の改善には努めていた方だったと思います。

栄養、睡眠、保湿、低刺激なシャンプー剤選び、お流し時の手袋着用、

こういうのは生活習慣から見直すのが基本ですからね!

毎日お昼にインスタント食品を食べてて

「手荒れが良くならないんすよ〜」

とか言うようなのは論外ですが。笑

ルーズな生活をしていれば快方しないのは当然と思ってます。

あと、

病院に行くのが面倒とかで市販の微弱なステロイド軟膏とか塗り薬でごまかしごまかしやっているのも論外ですね。

ステロイドは・・とかなんとか言ってステロイド治療を拒絶するのも僕からしたら意味分かりません!

それだといつまでたっても良くならない。

手湿疹はひどくなりはじめたら強い薬を使ってでもとにかく一気に治すのがベストなんです!

それにはステロイド治療しかない。

あるいは紫外線治療かもしれません。

それにその方が楽になれるし治療費も安く、早く治るので賢いと思います。

ひどくなる前に、全力で改善に努めましょう。

とにかく今は、健康な手に戻れてめっちゃ嬉しいです♪

ドクターに感謝!

教えてくれた友人に感謝!です。