
こんにちは
広島市安佐南区山本のサロンLOG HAIRです☆
今回の記事はどっちかというと理美容師向けの内容かもです。
たまにはそんなのも書いてみます。
つまんなかったらスミマセン。笑
昨秋より広島発のトレンドヘアにもなった奥行きショート。
奥行きショートっていうのは広島市中区の美容室Legareの木村さんが提唱しているショートスタイルです。
美容師の間では瞬く間に全国区の認知度になりました。
じゃあどんなのが奥行きショートなのよ?ってことなんですが、
要は後頭部の絶壁をカバーするウエイトの位置と丸みで美シルエットをつくることです。
同時に襟足もスッキリ締まるのがこのスタイルの良いところなのです。
以前トレーニングで使用したカットウィッグ↓
これでもか!ってくらいのワンレングスボブ。
レングス(長さ)が1つの位置で同じだからワンレングスです。
でもただのワンレングスじゃありません。
角を少し落としてマッシュルームのようにも見えるような感じにカットしています。
揺らしても崩れずに元のカタチに戻る収まりの良いワンレングスです。
シャンプーのCMみたいな感じ。
ウエイトの位置がごく低いローグラデーションボブってところですね。
ちょっとこのウィッグを使って奥行きショートにしてみます。
(ヒマだったから)
チョキチョキ・・・
できた。
まず正面です。
もうすでにオン眉だったんで少しアシメいれてベビーバングにしてみました。
それにしてもなかなか美人さんのウィッグですね。
2000円ちょっとくらいの安物のウィッグだと毛量が少なくて髪はバサバサ、顔色も悪くて大体がホラーです。
4000円弱出せば大体のウィッグは美人な気がします。笑
(ヒマか)
横と
後ろ
ウエイトの位置は耳上よりも上に上げました。
耳の位置から襟足にかけて引き締まり、後頭部にきれいな丸みができました。
これで奥行きショートのスタイルの1つが完成。
奥行きショートはこのバランス感でパターンをデザインします。
今回は質感をちょっと軽めにしています。
これ以上軽くしちゃうとボブっぽさがなくなってきちゃうんで軽くするのもほどほどにします。
ボブとかマッシュとかが苦手な人ってたぶん大体が軽くし過ぎるんですよ。
レイヤー入れすぎたり、セニング入れすぎたりしてウエイトのバランスがこわれてしまう。
単に切りすぎですね。
束感作るのが苦手な人も一緒です。
何もスタイリングしてない時は梳きすぎでバサバサ、梳きムラができて穴が空いちゃった的な。
で、ビビって安全策に徹しすぎると野暮ったい激重なボブとかショートレイヤーになったり。
そのままで終わらすにはチョット違うような、、って感じの。
スタイリングしてもなんかキマらない的な。
全部、僕自身の昔の経験談ですね。笑
カットってカンペキな100点満点って難しいんですよね。
100点にすぐなるんだったら、どのお店も繁盛してるでしょうし、そんな苦労しない。笑
というか満足はあっても満点というのは多分ない。
お客様はウィッグではないし、施術側とお客様側の評点は同じではないのですから。
むしろそれが当たり前というか普通かもしれません。
ちなみに僕はモードっぽいデザインが苦手です。
万人ウケするデザインを好んでカットするせいか、歩く芸術品みたいなクール過ぎるくらいの雰囲気が苦手なんです。
だからお店の名前もカジュアルデザインハウスなんですよ。笑
(実はココは僕がつけた名前じゃないんだけど。笑)




10年くらい前のカットですけどツッコミどころが多いです。やっぱりヘタです。
今だったらあそこはこうしたのに、みたいな。
嫌いではないけどやっぱり得意ではないですね。笑
でも本人はだいぶ気に入ってたそうで。
脱線しました。
理想は再現性を損なわない程よい軽さと動きと収まり!
僕らの中では動きと収まりって対義語です。
それを同時に両立させるのが
軽さの中の重さと、重さの中の軽さ。
なんか意味がわからないこと言いましたけど。笑
うまく両立させた時のスタイリングがコレです。↓
まだちょっと納得いってない部分もありますが。。
精進ですね。
バングがアシメなので右サイドの動きを若干強めにつけました。
ウィッグでカットする奥行きショート、まずまずです。
てか、普通のグラボブなんですよ。笑
その普遍的なベーシックが今また見直されてる。
ワンレングスからの
奥行きショート!
後頭部の丸みとウエイトバランスが大事です。