こんにちわ
広島市安佐南区山本のサロンLOG HAIRです☆
今回は何気ないけど案外大切な話です。
みなさんはオシャレ染め、白髪染めの時に気になったことありませんか?
「塗る前に髪につけてる良い匂いがするヤツなんなんじゃろうか?」
ちがう!そこじゃない!
「カラー剤つくる時、なんで裏に入るんじゃろ?」
いや、それもちがう!
みなさん、カラー剤をペタペタ塗られてる時に感じたことありませんか?
「なんだか微妙に頭皮がピリピリするな・・」
とか。
ヘアカラーっていうのはアルカリ剤と酸化染毛剤を合わせて反応させるものなんですが、
アルカリ剤に含まれるジアミンという成分や、
脱色の働きをする酸化染毛剤が頭皮の刺激になることがあります。
あと、
その日の体調だったり、プレシャンプーをゴシゴシしたりして頭皮に小さなキズができてたりする時なんかにも刺激を感じることも。
僕自身、疲れている時なんかはカラー剤のニオイが普段よりきつく感じたりすることもあります。
で、
ある日疑問に感じたことがあったんですよ。
あれはたしか20歳くらいの頃、、
昔からヘアカラーが好きだった僕はセンパイ達に教えられた通り、
いつも通りにペタペタとカラー剤をベタ塗りで塗布していました。
カラー剤って塗布量が少ないと薬の効果が弱かったりするので、髪が丈夫で明るくなりにくいお客様なんかにはしっかりたっぷり塗るんですが、
もうそれはベタ塗りならぬ
鬼塗りでした。笑
でも当時のある日思ったんですよ。
髪の毛に反応させるモノなんだからそんなに地肌につける必要なくね?
そうなんですよ。
髪に反応させるもので頭皮に反応させる必要はないんです。
きっと明るめのカラー時なんかは、ピリピリ刺激をガマンされていたお客様も当時いらっしゃったと思います。
スミマセン。。◯◯さん、懺悔します!
で、その後の僕が自分なりに考えて
「これなら多分痛くなくね?!」
と思い行っていた塗布方法
ゼロテク!
名前はその後に中途で入ってきたパイセンがそう呼んでたのでゼロテクってことで。笑
見たまんまですね。
薬剤を髪にのみ塗布して地肌にはつけない!
ゼロタッチとも言います。
根元ギリギリを浮かせて1ミリ弱のところから塗布する!
地肌に限りなく近い部分の薬剤はそれだけついていれば体温の影響等で反応します。
(0.5ミリ〜1ミリ弱から薬剤をつけるイメージ)
こうすることで地肌への負担を極力なくします。
ゼロテクゼロテクってけっこうメジャーな呼び方なので僕流の呼び方をするなら、
ギリテク
とか言ってみます。笑
僕は15年前からゼロテクっていうか、ギリテク。
でもコレ、別に珍しいテクニックでもないんです。
たぶん今だったらどこのサロンでもやっていると思うんですけど、
「ウチはベタ塗りオンリー!」ってサロンももしかしたらあるのかもしれないけど、それはそれで抵抗ありますよね・・
ただ、
こうしたテクニックを謳い文句にしていくことが当たり前になってきているのは事実ですね。
当然といえば当然の塗布方法なんですけど。
でも弱点もあります。
白髪の量がすっごく多いお客様にゼロテクを行うと白髪が若干浮いてしまう可能性があること。
このテクニックは白髪量の見極めも必要です。
なので白髪量90%以上のお客様の施術に関していえば、
若干の根元への塗布はどうしても避けきれないと考えています。
刈り上げ部分とかだったら、もう仕方ないですし。
白髪量80%以上のお客様へはやはり白髪のカバーに重きを置いていきたいと考えているので、
僕の場合はそうしています。
(かと言って地肌にベタベタ塗りまくるわけではないのでご安心を!ちょっとだけ!ついちゃうかなってくらいです。)
他にも香草カラーのようなハーブ系カラー、ヘナカラーのようなカラー剤なら頭皮への刺激を感じることなく安心して施術することもできます。
これらはむしろ鬼塗りです。
薬剤のパワーがそれほど強くはないので鬼塗りでないと染まらないからです。
ただ、白髪染めのみをメインとしたものなので明るくはできませんが。
地肌にやさしいサロンでありたいと思っています。
ちなみに
最初にカラーを塗る前に髪につけてるのはCMCっていう髪の水分とか油分を保ってる部分を補修させるモノです。
むかーしはPPTっていうたんぱく質の補充物を使ってましたね。CMCとPPTはちょっと違います。
そういえば最近はPPTとか言わなくなりましたね。
カラー剤を作る時に裏に入るのは何故なのかは僕も知らない。。
ニオイ、、かな?
ウチは表で作ってるし、誰か教えて。笑