
こんにちは
広島市安佐南区山本のサロンLOG HAIRです☆
先日、理容と美容のちがいや差について同じ理容師の方とすこし話す機会がありました。
理容と美容での技術や業務の内容、
一般的なイメージ、考え方や見せ方(魅せ方)の差などについての話題になったのですが、
最近の理容や美容のイメージってどんな風になってきているのか、
長所や短所、こうすれば良くなるのではないだろうかという改善点について考えさせられました。
でも、、
核心的なところもあってあんまりこういう記事ってできるだけ避けたいんですけど、あくまで個人的な考えとして読んでいただけたらと思います。
ぼくは理容師の資格を取得しているのでその目線から書いていきます。
(ぶっちゃけますよ〜)
今回は一般的な理容と美容のイメージの話をします。
ついでに個人的な印象もプラスしておきますね。
10コずつ挙げてみたいと思います。
①理容師と美容師のイメージ
[理容師]
*主に男性を対象として髪をカットする職業
*フランクに「散髪屋さん」「床屋さん」とも呼ばれ、オーナーになると「マスター」と呼ばれたりもする
*特殊アビリティは剃刀を使用してのお顔剃り
*男性の刈り上げ、スポーツ刈りみたいなバリカンを使用したベリー×2ショートが得意
*サインポール(赤・青・白のやつ)が店の外に置いてある
*シャンプー台と鏡とカット椅子がそのままワンセットになっている
*子供や年配のお客様が多い
*通常のパーマもかけるけど、ダンディーな理容師は特にアイロン・パンチ・リーゼントが得意
*スポーツ談議、釣り、バイク・車、パチンコなどの男性の趣味の会話でよく盛り上がっている
*なんとなく華に欠けているような、どうしても地味な印象があり、どことなくファッションやヘアスタイル、趣向がヤンキー?不良っぽい人が多い気もする
[美容師]
(画像は資生堂さんより引用)
*主に女性を対象として髪をカットしたりパーマをかけたり、ヘアセットやメイク・着付けなども行う
*「美容師さん」とちょっぴりリスペクト気味に呼ばれている(気がする)
*パーマ、カラー、結婚式や成人式のヘアセット、ヘアアレンジと多種多様で多彩な仕事をこなしている
*内外装はスタイリッシュなつくりでお洒落で若いスタッフも多い
*カットブースとシャンプーブースは別々
*女性だけでなく男性も、10代20代の男性も多く利用している
*常に新しい技術を取り入れながらデザインをインスパイアし流行を発信していっている
*ヘッドスパ以外にもネイルやアイラッシュ・脱毛といったサービスも同時に施術しているところもある
*モデル撮影やクリエイティブなコンテストが盛んで、ヘアアレンジ・ヘアケアの情報発信を行ったり、華やかな演出が上手
*美意識が高いのでオシャレにしてくれる、可愛くしてくれる、キレイにしてくれるの三拍子+カッコ良くもしてくれる
と、まあ
コレは個人的な印象ですが、でも大体イメージ的なものはざっくりとはあてはまってるような気がします。
(画像は極端ですけど笑)
一応この印象はオープンの際にサロンコンセプトを決める上でもそれぞれの長所や短所として考察したのですが、
今回は理容師と美容師のイメージのお話です。
(まずこれは理容師美容師の優劣の話ではない)
男性が理容室に行き、女性が美容室に行く時代からすこしずつ変化が起こり始めました。
男性も美容室に行き髪をカットし、流行のパーマやカラーをオシャレなスタッフから提案してもらい
「男性も美容室でカッコ良くなれるようになった」
というのがそもそもの始まりだと思います。
美容界は最先端の技術や情報で流行をつくり、発信していくのでとても前衛的なんです。
ドンドンと魅力的な新しいモノを作り出して、
それを外にバンバン投げかけていくんです。
感性だったり創造力がアーティストなんですよね。
ヘアスタイルの引き出しがとても広いんです。
で、
男性がそこに魅力を感じて美容室に行くようになったけれど、
じゃあ女性が理容室に魅力を感じて行くようになったかといえば、
ごく一部を除いては
さほどそんな事はないよねっていうのが現実なんじゃないでしょうか。
理容=メンズオンリー
これが一般的なイメージですよね。
LOG HAIRは理容登録ですが女性のお客様は現在3割〜4割弱ほどです。
これでまだまだ満足はしていませんが、たくさんの女性に来ていただけることは非常にありがたいことだと思っています。
でもそれはぼくが理容っぽい感じを出してないからというか、美容の技術も得たからなのであって、
本来はサロンに技術幅があれば理容とか美容、男性女性はあまり関係ないものだと思っています。
元理容師で今は美容師やってます!メンズも得意ですっていう方も案外おられますからね。
サインポールが回っていてもバンバン女性客が来店されるというサロンも中にはあるのかもしれません。
理容界ってとかく美容界に対して劣等感を勝手に抱いてる人が多い気もするんですよね。
男性の髪はできるのに女性はできないからとか、
ミリの仕事は得意だけど少し髪が長くなってくると苦手だとか、
スポーツ刈りやトラディショナルな髪型は得意だけどオシャレな感じのスタイルが苦手だとか、
美容師ばかりがクローズアップされてばかりで理容師は人気がないとか、
美容師に対してコンプレックスみたいなのがある理容師は少なくないんじゃないかと思います。
ぼくも以前、少なからずそういうコンプレックスを抱いていました。
だから一生懸命になって女性のスタイルも勉強したんだと思います。
でもそういうコンプレックスの原因って、
美容師のせいとかじゃなくて理容師が自分たちで理容という世界をそうしてしまっていただけだと思うんです。
単純にできないから、やったことないから、やりたくないからっていう苦手意識なんじゃないでしょうか。
理容界はどちらかというと後衛的というか、
攻めの姿勢ではない方なので新しいモノを作りだしたり魅力的に魅せたり、
それらを上手に発信することが不得意なような気がします。
クラシカルなことやシェービング技術のような今までやってき続けたモノを特に大切にしたいっていうこだわりや職人気質なところが強い傾向があります。
悪いことじゃないんですよね全然。
でも、メンズのスタイルを勉強する美容師はけっこういると思うんですよ。
だけど理容師はレディーススタイルの勉強を特にやりたがらない傾向が強い。
ここは、個人的には少しヘンな気がしてます。
もし理容師で美容に対してのコンプレックスがあるなら、
メンズのスタイルもできるようになろうと勉強する美容師に対してはリスペクトするべきだし、
自分も美容の勉強をすればいいだけだと思うんです。
ここらへんに理容師と美容師との間に微妙なズレと大きな違いを感じるんですね。
オフの日の美容師のイメージっていうと、
モデル撮影してたり講習とか行ったり、コンテストに向けての練習をしてるとか勉強熱心で、
遊びだとクラブでDJしたりとかサーフィンしてたりとか仕事もプライベートもハデめな感じもするんですよ。
(一部の美容師さんなんですけどね笑)
で、
オフの日の理容師のイメージっていうと、
(あくまでぼく個人のイメージですよ)
講習とかコンテストもないことはないんですけど、美容ほど盛んではないんで
釣りしたりゴルフしたりパチンコしたり。
まあそれらは趣味なんで自由なんですけどね。
(ぼく自身は釣りもゴルフもパチンコもやらないつまんないヤツです笑)
ここからも分かるのは女性相手の美容師と男性相手の理容師の趣向がちがうのも
理容と美容の畑の違いがあらわれているのかなとも思います。
常に新しいモノを取り入れながら作り出してドンドン発信していく維新的な美容に対し、
新しいモノを取り入れることが苦手で昔から同じやり方のままで鎖国的におさまり気味な理容。
でもそこが違ったから最近のバーバーブームにも繋がってるのだとも思います。
華やかさとは少し違うけれど、
元々得意だった男性的なカッコ良さや渋さ、ワイルドさのあるスタイルを武器にイメージチェンジしつつあります。
男性特有の好みや悩みも理解できる。
ぼくが感じるのは、
なんでもこなせて華やかな美容師に対して
幅は広くはないかもしれないけれど普遍的なカッコ良さも演出できるのが理容師
最近そんな風に思います。
理容の短所?だったのをうまく長所に変えつつあるのではないでしょうか。
ぼくは美容師さんをリスペクトしています。
学べば学ぶほど幅の広さと奥の深さを実感させられますからね。
理容も奥がとても深いのですが、美容の幅の広さはホントケタ違いでとてもアレもコレもというわけにはいきません。。
ぼくは女性のヘアスタイルも好きなのでゴリゴリのバーバースタイルというカタチを売りにしているわけではないのですが、
ベッカムの髪型の履歴を振り返ってみるとスゴくカッコイイなと思いました(^ω^)
(最近多かった登坂広臣みたいな3代目スネ夫ヘアーもちょっと飽きてき始めたし)
なので、秋からはベッカムを参考にします笑
(マッシュとか3代目系も好きですよ☆)
6月のベストヘアスタイルでした(^ω^)
たまーに質問される理容と美容の技術の違いに関してはまた次回♪
今回は理容と美容のイメージの違いについてでした☆