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【理容師・美容師の階段】目的は大きく、目標は小さくという考え方

【理容師・美容師の階段】目的は大きく、目標は小さくという考え方

こんにちは

広島市安佐南区山本のヘアサロンLOG HAIRです☆

さてさて

今回から不定期で始まる「理容師・美容師の階段」シリーズは、僕がサロンをオープンしてからたくさん感じたこと等を書いていこうと思います!

月に1〜2回は記事にできればいいと思ってるんですが、このシリーズはどちらかというと理容師さん美容師さん向けの内容です♪

初回のテーマは、「目的と目標」!!

このテーマ、いきなりですがピンとくる人にはもうきてると思います。笑

ピンとこなかった理美容師の人は正直ちょっとあぶないです。

コレ、理容師・美容師にはめっちゃ大切だと思っていて

目的や目標がぼんやりしていて明確でない人ほど無意味なことや利益率の良くないことをやりがちです。

・売上が上がらない

・顧客&リピートが増えない

・いつまでもアシスタントのまま

・一応スタイリストだけど苦手なことが多くて施術に自信が持てない

・自分には向いてない気がして仕事にやりがいを感じられない

・正直、スタイリストとしての武器が特になくて不安

よくある理美容師の悩みをざっと挙げただけですが、わりと短期間とかならいいんです。

短期間で乗り越えた場合は、すさまじい努力をして越えたという証ですからね。逆にめっちゃタフです!エリートです!

むしろ売れっ子タイプです!

で、

コレらにつまずいて長く壁にぶち当たってる人の大半は理容師・美容師としての目的や目標を見失ってる可能性が高いんですね。

売れっ子スタイリストとは真逆なんです。

売れているスタイリストには必ず目的と目標があるからです。

そうなってしまうと惰性で仕事してたり日々をなんとなく過ごしてたり、仕事が楽しめなくなってサロンを辞めたり、誰も得をしません。

(経営者側からしたらマジでこういう消極的なスタッフは入れたくはないですけど)

そして目的や目標を見失った人ほど何かしらの言い訳を並べて前に進むことをやめ、

自分の置かれている現状にネガティブ&自信喪失し、マイナス思考から消極的になり、姿勢も逃げがちになります。

仕事に不安や自信のなさを抱く中で、傷つくのがイヤな自分も存在していて

自尊心を守るためにガッチリとバリアーを張って、外からの刺激を拒み、成長すら止めてしまう。

理美容師として成功するのに必要不可欠な向上心もなくなっていきます。

まさに負の連鎖!

(成功した後で向上心がなくなるならまだ幾分マシですけど)

こうなると負のループにハマってなかなか前向きに考えることをしなくなったり、

すぐ面倒くさがって努力することを避けたりするようになってしまうのでめちゃめちゃタチが悪いんです!

ま、その方が楽だし傷つかなくてすむんですけど、そうなるとこの負のループからはなかなか抜け出せなくなってしまいます。

それがいちばん楽だからですね。

だから理容師・美容師にとって目的と目標を明確にすることは、スゴく大切なんですね!

目的と目標を見失って向上心もなくなると、楽なんだけどそのうちやる気の鮮度が落ちきって腐っちゃいますから!

そうなってくると施術サービスで大切なお客様をハッピーにすることができるはずがありません。

目的の為に頑張ること=お客様のためだからです!

そして向上心が止まることで起きてしまう慣れと飽きはとても怖いものなんですね!

僕はこの仕事って技術職でありながらマジでサービス業だと感じるんです!

仕事を覚えれば覚えるほど、やればやるほど全部お客様のためであって、最終的にはそれが自分に返ってきます。

結局はお客様の為=自分のためでもあります!

その為にわざわざ技術の本やウィッグを買ってまでして、夜遅くまで勉強したり練習したりしているんです。

自分の将来や未来のためにです!

たとえお客様が通い慣れているとしても、気持ちの入っていない半端な理容師美容師だったとしたらお金を出してまで大切な自分の髪をやってほしいと思うでしょうか?

いつも勉強しているサロンとそうでないサロンとだったら、勉強しているサロンの方が頼りになると感じるものです。

僕がお客様の立場でもきっとそう感じると思います。

いつまでに(期限)

どれくらい(具体的)

どうやって(方法)

なんのために(目的)

そう、常にこれを明確に決めて進めるのが大切だと思うんですね。

理容師・美容師として成功していくための道標になるからです。

これがイマイチ定まってない人がブレやすく見当違いな方向へ行ったりしてしまう気がします!

(逆に理容師・美容師として必要なことは何故かしようとはしないタイプですね)

なんというか、

人生という広い海の上を地図もコンパスも持たずに航路もよくわかってないのになんとなく舵をきって進めていくタイプです。

そりゃ迷走して遭難して最後は難破します。

志を持つことが大切です!

(自分は大丈夫!ってタイプほど要注意な気がします)

まあなんとなくガムシャラに色んなことに手を出してみたけれど、どれもイマイチ結果が出ない。

その結果が出ない原因のひとつは目的と目標が定っていないからだと思うんですね!

なので見当違いな努力を無駄にしてしまっていたりするかもしれません。

また、結果が出なかったら少しやり方を変えてみるなりして何度でもまたチャレンジし直すという行動も大切です!

目標を常に掲げていると、それに対比するように自分の姿が見えてくるようにもなってきます。

自分には何が出来て、何が出来ないか、何をやっていきたいか、

そしてお客様達は何を求めてきているのか、

自分には何が求められているのか、

多分いろんなモノが見えてきます!

長所も短所も得意も苦手も!

新たな発見もあるはず!

自己をよく理解して把握しておくのも大切ですね。

目的や目標が曖昧になってる人は、まずは自分と向き合うところからがスタートだと思います!

迷っている時は一度立ち返って自己分析してみるのも良いと思います☆

ちなみにオープン5年目の僕の2021年の目標は、

安佐南区トップ5くらいの存在感のサロンにすることと

マンツーマンサロン安佐南区ナンバーワンです✂︎

ついでに、

今後の展望としては今から3〜5年以内にはシャンプー台を1つ増やしてリニューアルし、スタッフ増員も考えています。

大マジです。

これ聞いて、

「アホフジタがまたビッグマウスなことを・・」って思う人はいるかもしれません。いや、多分いるw

ですが、一方で

「こんなこと言ってるけどコイツはもしかしていつか本当に・・」って感じる人も少しくらいはいると思うんですよ。

(たぶん少しだったらw)

それはきっと僕がオープン当初から

「一貫して前向きな努力を絶やさない姿勢を継続し、常に結果を出してきていることを見てきて知っている人達」です。

逆に僕のことを知っていて「何言ってんだコイツ?」って思う人はたぶん普段特に何もしていない人でしょう。

(昔の僕しか知らない人は意味がわからないかもですw)

こうやって目標を掲げてやっているのは僕自身、今まで地道にやってきたことがサロンでの作品のクオリティにも反映されてきていることを感じているからなんですね。

少しずつですが、確実にです。

今後もまだまだ自分が伸びていけるイメージしか見えないから楽しみでもあります。

それが仕事をしていて日々の気づきでもあります。

今でもそうですが、現状のレベルで満足していたら先はないと常に頭に入れてやってきたからこそです。

誰でも長くやってるとありがちですが、

現状維持もイコール衰退ですからね。

アップデートをやめたら後は徐々に衰退まっしぐらです。

特に僕は顧客ほぼゼロからのオープンだったので、オープン当時は死に物狂いですよ。

普段はヘラヘラしてるよーに見えますけどw

というより当時は出来る限りのことは全てやるしかないという感じでした。

ゼロからなので最初から本当の全力です!

経営の目的と目標を明確にしつつ、技術や接客やシステム等の目的と目標も明確に両立させること。

たくさんのお客様にお店に来て頂いて、且つたくさんのお客様に喜んで頂くためにやらなければならないこと、またここに髪をしに来たい!

そう思っていただけるようにするためには何が必要か!

何をしなければならないのか!

必然的にそうやって課題は出てきます。

生活がかかるとやはり経営者としての火事場の馬鹿力を発揮させてメチャクチャ頑張るわけです。笑

そして何かを成し得るために何をやらなければいけないかをよく自覚し、行動し、積極的に挑戦し、繰り返し取り組み続けること。

最近はSNSの普及なんかで、ちょっとカット動画とかを見たくらいでできる気になってしまう人もいるかもしれないけど、

人は目的や目標に時間やお金を全く投資をしないで何かを得られるということは、まずあり得ない。

結果を出せないというのはそういった犠牲を避けようとするタイプが多い気がするんですよね。

ただ画面を見て終わるんじゃなく、そこから繰り返しトライ&エラーがなければそれは無意味です。

勉強とか言って、他サロンや有名美容師のブログ読み漁ってる人っていますよね?

読むことは悪くないですが、それだけなら無意味です。

読んだだけで勉強した気になってしまっているからです。

何より自分で行動して確認して見直し、改善することが最も大切な経験値に変わるからです。

明確な目的と目標をクリアするのに必要なものは「向上心」!

さて、前述にもあった向上心とは

現在の状態に満足せず、より優れたもの、より高いものを目指して努力する心のこと!

どうなりたいのか?

技術者としてもっと上手くなりたい!

もっと技術と提案の幅を広げたい!

よりたくさんのお客様を喜ばせたい!

もっと売上を上げたい!

そんな気持ちを持ってやってきているからこそ、理容師・美容師の階段を上に上にと高く上がっていけるようになります!

「次は何をすべきだろう?」と自問し続け、自力で自分の人生を動かしていくことにパワーを注いでいくようになります!

そして小さな階段を一つずつ上がっていくことで、目的はだんだんと大きく変わり、

最初の「お客様に喜んでほしい」から「お客様や社会の役に立ちたい」等と気持ちが変化していくようにもなります。

さらにそこに自分自身の社会での役目も考え始めるようになったりと徐々に上のステージへと変化していきます。

そしてこの階段というのはおもしろいもので

階層(ステージ)が同じ人間同士なら問題はないのですが、

上の階層と下の階層とでステージが違うと、話を頭で理解することができないんです。

例えば、

スタイリスト(社員)にはオーナー(経営)のことは理解できないし、

新米アシスタント(初心者)には、トップスタイリスト(プロ)のことは理解することはできませんよね?

売上50万のスタイリストには売上100万のスタイリストの仕事は理解できないし、

売上100万のスタイリストには売上200〜300万のスタイリストの仕事の仕方が理解できない。

カラーやパーマをやらないカット専門店で働くスタイリストには、流行のデザインカラーやデザインパーマを毎日やっているサロンのスタイリストの話は理解ができないでしょう。

小規模サロンオーナーは多店舗展開しているオーナーの経営術や悩みは理解できないのです。

それはまだそれぞれがそこまでの階層(ステージ)に上がっていけれていないからです。

たし算引き算を覚えただけでいきなり分数や小数の問題は解けないのと同じ。

学年とか学校とかが上がって場所と立場が変わっていくのと同じことですね。

しかしその階段を上がり階層が変わることで、自らが体験し体感することで理解することができるようになるんですね!

経営の考え方や知識やスキルも階段を上がり階層が変わることでより理解ができるようになっていくんです。

ステージがひとつずつ上がった時、それまでは見えなかったところもだんだん見えてくるようになってきます。

学生の頃はわからなくても、大人になると理解できるっていうのと同じなんですね。

そして、

向上心を保つには目的は大きく、目標は小さく!

これは目標は大きい方がおもしろいのですが、あまりにハードルを高くし過ぎると現実的ではなくなってくるからですね!

まずは小さめのレベルから刻む!

謙虚に!

そしてコツコツと刻みながら積み上げていく!

地域なら◯◯町、〇〇区、〇〇市の中で〇〇くらいに!

みたいな感じですね。

スタイリストなら最初はサロン内で社内トップを目指すとか3番目以内を目指すとかなんでもいいと思います!

勿論、最初からその先のステージの〇〇スタイリストを目指しても良いと思います。

こうなってくると理容師・美容師は元々向上心のある人も多いので、逆に正の連鎖からドンドン高みに向かっていけるようになります!

やればやるほどに強くなっていきます。

失敗なんか恐れません。

もし失敗をすることがあってもそれはさらに上手くなる為のステップアップの壁の一つに過ぎないと考えるようになっていくからですね!

まず試み、そこから学び、再び試すというプロセスを

呼吸することと同じくらい自然に繰り返すことができます!

転んでも何事もなかったかのように立ち上がり、

失敗から学び、更に再び失敗してもまた這い上がる。

いちいち障壁だとは思わないので、果てしなくポジティブ!

失敗は成功する為の経験材料の1つだと捉えているからなんです。

むしろ成功体験も失敗体験も増やすことでより強くなっていくわけです!

上手い美容師ほど、失敗体験もそれなりに経験しているはずなのです。

これがわかっている人、メチャ強いです。

成功のスパイラルしかありません。

逆に一度も失敗しないようにしようとするってことは、成功もしないってことです。

成長はありません。

結果が出ない人は失敗を恐れ、失敗することがダメなことだと思い込んでるからなんですね!

繰り返しトライ&エラーをしていく先に、成功体験を着実に増やし続けながら課題を乗り越え続けていくことがカギだと思います☆

結果を出せればさらに目標を立てて継続していくこともできます!

それが成長と進化のスパイラルです。

課題を必ずやり切る上で決してブレない情熱も大切ですね☆

理容師や美容師は本来プレーヤー気質なタイプが多いですが、

プレーヤー気質過ぎてオーナーになってからなかなか思うようにいかないことって珍しくないそうです。

よく言う「名プレーヤー名監督あらず」ですが、職人技術と経営って全く別物なんですよね。

個人的には技術職でもある理容師と美容師はバランスが大切だと思っていて、

経営者としての商売センスや、時代と共に流動するトレンドヘアにも対応していける技術力と柔軟性も求められると思います。

大きな目的と小さな目標を持つという考え方、

参考にしてみてください☆