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【理容師・美容師の階段】プライドの必要性

【理容師・美容師の階段】プライドの必要性

こんにちは

広島市安佐南区山本のヘアサロンLOG HAIRです☆

さてさて

不定期で更新する「理容師・美容師の階段」シリーズは、僕がサロンをオープンしてから感じたこと等を書いていきます!

このシリーズはどちらかというと理容師さん美容師さん向けの内容です♪ 

前回のテーマは「目的と目標」

エラソーに書いてますが、わりと反響あったようです。

今回のテーマは、

「理容師美容師にとってのプライドの必要性」について!!

僕なりの考え方を書いていきますね!

同業者にはわかると思いますが、理容師や美容師ってプライドの高い人が多いですよね!

職人気質な部分が出やすい仕事ですから、実際多いんですね。

・そういう考え方とやり方は理容師美容師としてのプライドがゆるさん

とか

・そんな仕事してプライドがないのか

とか。

なんかどれも漫画のキャラみたいなセリフですけど、仕事に対して真剣っていうのは全然良いことだし、悪くないです。

ただ、

その大事にしているプライドにこだわるのは理容師美容師にとってどういうことなのか?ということについて考えていきます!

プライド=誇り・自尊心

一見良い響きな気はしますね!

なんかカッコいい感じしますもんね。笑

つまり

自分の能力や知識に自分なりにかなりの自信を持っていて、外からの意見や他の方法は受け入れず自分を曲げないこと。

これって、

実は自分が自分で思っていたほどそこまで優秀でもなくて、凡人か或いは凡人以下だったことを認識してしまった時に、

ショックで自信喪失して心が傷つかないように自身を安定させる為の人間の心の制御プログラムなんです。

たしか中学か高校の時に習った防衛機制の一部がきっとプライドだと思うんですよ。

倫理とか保健の授業で習うやつです。

要は傷ついたりして心を不安定にさせない為に自身を自信で安定させるもの=プライド

実際、自信がないと人間って何にもやっていけないですからね。

理容師美容師も一緒です。

自信がない=頼りにならないわけですから。

自信のないカウンセリング・技術・アドバイス、どれもお客様からすると説得力がないですからね。

自信がないと本当は出来ることでも出来なくなったりします。

自信は人間が生きていく上では大切なものです!

で、

この自信が強すぎた場合はよく言う「プライドが高い」に上位互換されて面倒なことになる場合があります。

上位互換というか悪性みたいな感じですかね。笑

「あの人何言っても人の話を聞かないしめんどくさー」みたいな。

まあ他人を変えようとするのは無駄なことですけどね。

プライドが高い=実はワイ、けっこう傷つきやすいから、もし否定されたら受け入れられなくて凹むか逆ギレするかどっちかになるけど注意してね!

みたいな。

自信がある分、ある意味出来上がってしまった時のパターンです。

でもこういうことって長いことやってると誰にでもよくありますよね。

絶対の自信とかプライドほど傷ついた時のショックとか苛立ちってきっとあると思うんです。

ただ個人的には、

このプライドというものほど理容師美容師の仕事の成功に不要なものは他にないと思っています!

これを理容師や美容師にあてはめると、

プライドの高い理容師美容師の特徴として

・自分の能力のキャパを越えるお客さまの要望を素直に聞けない

・自分より技術や知識がある人の意見を素直に聞けない

・新しい技術や商材を取り入れたりチャレンジはしない

・もしも失敗した時のことがすごく恐いので自分が確実に出来ることしかやらない

・本当は自信がない

こんな感じですかね。

でも本当はコレ、全部逆なんですけどね。

少なくとも、結果を出し続けている理容師美容師たちはみんなプライドなんてものはとっくに捨て去ってるはずだからです。

自分の心が傷つかないように自分と合わない意見は受け止められないし、そんな現実も受け入れられない。

こういうのはむしろ心理的な拒絶に近い。

特に年齢をとると人は新しいものや流行に対しても興味が薄れて拒絶することも珍しくはないです。

たしかに脳のプログラムが何年も更新されないままの状態なら新しい情報を書き換えるのってストレスですもんね。

今さら新しいことを覚える努力(ストレス)もなるべくしたくはないし、自分の中での確実な部分以外はほぼ拒絶してしまいがち。

(僕もアイドルほとんど同じ顔に見えますけどw)

スタイリストで大原部長みたいな感じだともはや致命的なんですけど、普通にこういう理容師美容師は年齢が30代以上のスタイリストでも実際にたくさんいると思います。

(20代にも全然いるでしょうけど)

理容師美容師もアップデートを怠り続ければホントにこうなると思います。

技術とセンスのOSがWindowsXPとか7あたりのヘアカタログで止まったままだったり。

パソコンもスマホもそうですけど、更新をやめればむしろそうなるのが普通なんです。

だからこそアップデートが大切だし、更新することで先に進められるんですけどね。

ちょっと脱線しましたが、

プライドが高く外からの刺激を受け入れないっていう事は、

自分の中だけで生きてる事になるので自分のキャパの成長や更新は無いわけです。

自分を守る最強のATフィールドを全開に貼ってるので傷つくこともないんですけど、代わりにバージョンアップすることもまずないんですよね。

「守りに入った」ともよく言いますが、ATフィールド全開で現状維持ということは何も進まないということです。

むしろ理容師美容師にとっての現状維持は停滞・衰退と同義ですからね。

ドラクエ3で例えたら、冒険もせずスタート地点のアリアハンの周りをずっとウロウロし続けてるとか、転職イベントのあるダーマ神殿の辺りを転職すらせずそこから先へも進まないみたいな感じです。

成長どころかステージも変わりません。

(ドラクエやってないとわからんけどw)

もし前回の記事のように、

理容師美容師としての階段を登りそれなりに達成したい目標があるのであれば、

(上手くなりたい・顧客を増やしたい・売上を上げたい・独立したい・店舗拡大・展開したいetc…)

必然的にどんどん新しい事や壁に挑戦していかなければならない感じになっていきます。

「今の自分のままで楽しく気楽に生きていたい」という停滞のステージで過ごすのであれば、プライドが高いままでも問題なし。

しかし、一生失敗したり成功したりを繰り返しながら少しずつレベルアップとアップデートを重ねていく覚悟のステージでは、

プライドはハッキリ言って邪魔以外の何者でもありません。

逆にプライドを捨て、

外からの刺激や意見を受け入れ、練習して勉強して、チャレンジして、

失敗して恥をかいて、またチャレンジしてちょっと成功して、ちょっとずつ成長する。

そうやって新しいものをどんどん自分の中に吸収していくようになります。

プライドが高いタイプとは正反対ですね。

失敗して自分の心が傷つくたびに更に気づきが増え、理容師美容師として強くなれる事。

この意味を体感して知ってしまうと外を拒絶することよりも、常に自分の中を疑うようになります!

常に「自分は間違っているのでは?」という可能性を持ちながら仕事に臨むので、

むしろ他の人の仕事のやり方や作品が気になるようになってきます!

あのスタイルはどうやって作っているのだろう?

あのデザインカラーはどうやるのだろう?

思うようなカラーにならなかった。何でだろう?

上手い人に教わりに行って自分もできるようになろう!

もっと研究しよう!

プライドを捨てるとこんな感じの感情が自然に生まれてくるようになります。

単純に、「自分なんかまだまだ全然だ!」と思うようになりますからね。

これがプライドを捨てた時に見えてくる景色と始まる世界なんですね。

こうなると自然と外からの刺激や意見に対して柔軟になり傾聴力、吸収力、積極性が自然と身についてくるので成長と成功のスパイラルに入ります。

理容師美容師にはつまらない意地とかプライドなんか要りません。

そんなものを持っててもステージは何も変わらない。

プライドが高くなった瞬間からステージ停滞のサインです。

必要なのはプロとしての意識。

参考にしてみてください☆