
こんにちは
広島市安佐南区山本のヘアサロンLOG HAIRです☆
不定期で更新する「理容師・美容師の階段」シリーズは、僕がサロンをオープンしてから感じたこと等を書いていきます!
このシリーズはどちらかというと理容師さん美容師さん向けの内容です♪
前回のテーマは「ヘアサロンの稼働率について考えてみる」でした!
【理容師・美容師の階段】ヘアサロンの稼働率について考えてみる
気づいたら前回の記事からすこし間が空きましたね。笑
今回のテーマは、「技術力とセンスは熱量でポジティブに伸ばせ」!
僕なりの考え方を書いていきますね!

さてさて
皆さん、自分の技術力とかセンスに自信はありますか?
私は、ありません。

別に全く自信がないというわけではないですよ。笑
正直そんなに自信ある方ではないですが、僕なりにこれまでやってきてやっと今くらいの能力のレベルって感じです。
まだまだです。

コロナ以前はよく外部セミナーとかにも参加してたんですけど、
いろんなセミナーとか行ったりすると、全国にはめちゃくちゃ上手な美容師さんとかってたくさんいるんですよ。
そういう外部のサロンのテクニックとか仕組みって貴重なんで参考になるんです。
柔軟性はレベルアップに必要不可欠です。
【カットセミナー】ルベル主催トレンドショートセミナーに行ってきた話☆
【学問の秋】ADDITIONさんのバレイヤージュセミナーに行ってきたって話☆
【MTMアカデミー】全5回カットセミナー!小倉遠征してきました☆
(外部には全く興味ない人もいますけど)
上手いというか、自分も真似したくなるような美容師さん!ていませんか?
そんな魅力的なスタイリストさん達と比べると、今からでもまだまだできるようになりたい!って思います。

僕は仕事が好きだから、常に柔軟で学びを止めずに進んでいくようにしています!
止まっていると自分を過信して新しいものへの対応力がなくなっていきそうですけど、継続は力なりって言いますからね。
逆に頑固な人は損してると思います!

頑固だと「自分の考え方」に固執して狭い価値観の中で生き続けているので、他の良い方法や考え方を認めたくなくて受け入れることができません。
頑固な人は他人を認めると自分が負けたみたいな思い違いをしてしまうのでしょう。
嫉妬心や劣等感が強いのです。
しかしそれでは自分が成長する機会を失いますし、物事の本質も見逃してしまいます。
(変なこだわり強すぎなんだよなぁ…)
自信がある人、自信過剰な人、自信がない人、全く自信のない人、
どちらでもない人、いろんな人がいると思います。
これだけは自信がある!とかっていう人もいると思います。
お客様がたくさんついていて、売上もかなりあるというスタイリストは基本的に自信はあるはずです。
アシスタントなしで売上100万以上、アシスタントありで200万・300万とかの領域です。個人の生産性もサロンの稼働率も常にフルの状態に上げていけるレベル。

仕事がおもしろ過ぎて仕方ないか、仕事のし過ぎでグッタリかのどちらかか、あるいは両方でしょう。笑
僕くらいの、「稼働率腹八分」がある意味ちょうどいい気がします。笑
実際たくさんの支持を得られるのは能力、作品・商品の品質やセンス、価値が評価された結果であるともいえるでしょう。
逆にお客様が少なくて、売上も低いというスタイリストにはたぶん自信はないと思います。
どちらでもないという人は、謙虚か消極的な性格なんだと思います。
売上もお客様もそこまで多くなく、能力は平均以下でも自信満々という人や、頑固過ぎな人はただの自信過剰です。
自己評価が高くて頑固は最悪の組み合わせです。笑
(大抵セットなことが多いです)
でもこの自信ってかなり大切なことで、
少なくともお客様は自信のない消極的なスタイリストに髪を切ってほしいと思う人は少ないと思うんですよ。

技術力にもセンスにも自信がない。説得力もない。
それだと施術する側もお客様も不安しかないじゃないですか?
お客様の不安をできるだけ取り除くことは基本です。
過信とか慢心は1番ダメですよ。
長いこと続けていると多くの人が陥りがちですけど、
(ある意味普通なのかも)
もはや過信はイエローカード、慢心はレッドカードです。
過信や慢心している人ほど、他から否定されたり、他が自身より能力が高いという現実に気づかされた時に傷つきやすくメンタルが弱いという側面もあります。
素直に現実の自分を受け止められない。

自分より能力の高い人なんか当然この世にはゴマンといるのに、です。笑
ただ、ある程度の自信はあった方がプラスだというお話です。
じゃあその技術力とかセンスに自信をつけるにはどうしたら良いのでしょうか?
まずはレッスン(実践経験)するしかないですよね。
自分で下手くそだと思うなら素直に練習あるのみです。

本当に下手な人は自己評価が高いから自分が下手と思ってないので練習とかしないんです。
逆に上手い人はそんなに自己評価が高くないから追求する傾向にあるので、より上手くなる。
ダニング=クルーガー効果というやつです。
技術があるとかセンスがあるとかって、客観的に見たらやっぱりわかるんですよ。
例えばSNSとかで、その人が作るスタイルが魅力的かどうかは一目でわかります。
そのスタイル投稿が魅力的に見えた時、
一般の人は「こんなヘアになりたい・してほしい」と感じるし、
プロ目線だと「こんなヘアを作れるようになりたい」と感じると思います。
ところが、こんな風になりたいっていう気持ちだけじゃそうはなれないんでやはり結局は実践あるのみなんです。

練習や実際の実践経験が少ないと、誰でも自信がないのは仕方ないと思います。
まあ、それが普通ですよ。
誰だってやったことのない事や実績のない場合はそうでしょう。
経験値や成功体験を増やしていきながら自信はついていくので、やったことないのに自信なんかあるわけありませんよね。
(やったことないのに見栄を張るプライド高い人もいますが)
センスも同じです。
感性ってたしかにある程度本人に備わっていたり備わっていなかったり個人差はありますけど、これも練習で伸ばすことは可能です。

このセンスっていうのも大切なんです!
どんなに綺麗で細かいミリのスタイルが得意でも、カッコイイとか可愛いという感覚とはまた別の話ですから。
日本一正確で綺麗なカットをしていたとしても、お客様にダサいと感じられれば支持されません。

雑なカットはもちろんダメですよ?
丁寧で正確なカットは最高の技術力です。
しかしカッコ良く、可愛くするのにはその時代の流行やお客様の年代の感覚も大事なのでそれだけだと足りないんです。
しかも感性とか感覚って世代でも千差万別です。

僕は元々メンズがメインの理容師なので、
レディースカットを本格的に勉強し始めたのはちょうど10年前の29歳くらいからでした。
巻き髪ができるようになったのも意外にこの5〜6年くらいのことです。笑
先生とか教えてくれる人がいなかったので、ほとんど独学と自己流でしたが、
少しずつ着実に、出来るようになったこと(技術)が増えていきました。

ヘアアイロンも髪の長さや径のサイズでいろんな巻き方ができるようになるんですけど、最初はウィッグでガムシャラに練習したりしてましたね。
教えてくれる人がいなかったので。笑
(一人暮らしの部屋で人形と向き合いながら)

色気とかリアルな感じを出したくて、夜中までやってました。笑
僕の場合はクリエイティブより、あくまでリアルの追求なんです。

感性で本来その人が持ってる部分も大きいと特に感じたのがヘアアレンジです。
7〜8年くらい前にアップを少しだけ教えてもらったことがあったんですけど当時は全っ然できなくて、「こりゃ無理だな」と思いました。笑
ですが、何年か経って思い立って暇つぶしに独学でダウンスタイルの練習もしてみたんです。

編みおろしの方がどちらかというとおもしろかったです。笑
実はピンの留め方とか編み方も最初は知らなかったのですが、ヘアアレンジは今でも苦手ですね。
それでもオープン当初はけっこう1人で練習したりとかしてて、



ちょっとだけですが、できるようにもなったんです。
最近は編みおろしもアップも全くと言っていいくらいやらなくなったし、結婚式のヘアセットもお断りしているので、もうできなくなってるかもですが。笑
カットも、レディースカットの勉強といっても理容師の僕には先生とかはいなくて、
それまでほとんど独学でやってきてたので、実はあんまりちゃんとしたレッスンを教わったことはなかったんです。

3年くらい前にパーマセミナーで知った九州の美容師の先生のところで半年間ほどカットの基礎を習いに通ったのですけど、ちゃんと教わりに行ったのはとても良かったと思います。
(当たり前のことですがw)
ちなみにこの宮元先生も元理容師の方です。
いつかまた教わりにいきたいですね!
やっぱりいくつになっても勉強するのってスゴく大切です!
ハッキリ言って仕事ができる人はいつだって継続して積極的に取り組んでいるし、できない人は何にもしていない。
(自己啓発とかじゃないですよw)
これ読んでグサっときた人は多分やってない方の人じゃないでしょうか?

そして積極的に行動するために必要なのは「熱量」です。
目標も明確に設定した方が良いです。
なんとなく仕事してなんとなく生きてる理容師・美容師じゃダメだと思います。
(本人がそれでいいならそれまでですけど)

好きなことって夢中になれるので、頑張るのもそこまで苦じゃないはずです。
なので必ず上手くなれます。
好きっていうのはそれだけでプラス材料ですね!

前向きに継続的に努力していれば少しずつでも力はついてきます。
そしてレッスンはウィッグ相手にやるだけじゃなく、お客様の為のもの。
サロンワークでメニュー化しお客様の「なりたい」や「お悩み解決」をするために行うものです!
生身とは違うウィッグだけやってても仕方ないです。
つまずいたり、新しいことがやりたくなったり求められたりすれば練習しかありません。
できないままで出来るフリするよりも、自分と向き合ってみることで苦手意識も克服し、自信もつくと思います。

サロンに立っているのなら、常に自分の能力(価値)は高めていくべきです。
そうしてお客様も信頼してくれてお任せしてくれるようになり、
その積み重ねで売上もアップするようになっていく。
お客様の為に努力することが、結果として自分の価値となり、お客様から求められるようになり、自分の為につながってくるようになる。
理美容業というのはそんな仕事だと思います。
少なくとも楽な仕事ではないですね。笑

参考にしてみてください☆